松本明慶佛像 松本明慶佛像 松本明慶佛像 松本明慶佛像 松本明慶佛像

新着情報

NEWS

開館のお知らせ

平素は大変お世話になっております。
長らく休館しておりました松本明慶佛像彫刻美術館ですが、今年度より不定期にて開館させていただきます。
開館日は下記の各種SNSにてご案内させていただいております。
開館日の他にも各地で開催いたします展覧会、松本明慶工房の様子など幅広い情報を発信しております。
フォローいただければ幸いです。

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今後ともよろしくお願いいたします。



2024年「大佛師 松本明慶佛像彫刻展」のご案内

2024年10月以降に開催する展覧会が決まりましたので、ご案内させていただきます。
心に沁み入る明慶佛の世界をご高覧いただけましたら、何より幸甚に存じます。皆様のご来場を心よりお待ちしております。



2024年 10月9日(水)〜10月14日(月・祝) 丸広百貨店 川越店

  • 【期 間】2024年 10月9日(水)〜10月14日(月・祝)
  • 【時 間】10:00〜19:00(最終日17:00まで)
  • 【場 所】丸広百貨店 川越店 5階催事場 住所:埼玉県川越市新富町2-6-1
  • 【入場料】大人800円 高校生以下無料


MBS「情熱大陸」に放映されました

2023年10月22日(日)夜11:15〜

木像に仏の命を吹き込む名人親子3代
歴史的!新たな徳川家康像を彫る

京都の人里離れた山の中に、その親子3代が営む工房はある。
「木の中に仏が見えている」とも言われる初代・松本明慶は"100年に1人の天才"と呼ばれている。
高野山に鎮座する巨大な四天王像の胸に、繊細な彫りが施されたトンボとセミを添えた斬新な彫刻は明慶による代表作の一つだ。
その父から技を受け継ぎ、工房にいる50人近い弟子を取り仕切るのが2代目・明観。
2人とも、優れた仏像彫刻師に与えられる「大仏師」の称号をもつ。
今年、その称号は3代目・宗観にも授与された。
そんな彼らの元に、徳川家の菩提寺である東京・増上寺から「徳川家康像を彫ってほしい」という依頼が舞い込んだ。大役を担うのは、2代目・明観。
仏像は得意とするが、徳川家康となると、教科書で見た肖像画のイメージくらいしかない。
「正解がないというか、どのお顔が家康さんに似ていたかは誰にもわからないんですよ」
百年千年とこれからも継がれていく家康像の顔を、どう表現するか・・・。
明観は、家康公が生きている間に自ら作らせた肖像を見に行き、家康公と同じ装束を息子・宗観に着せて、今までに無い"生きているような"家康像を模索する。
カメラはこの春、家康像の表情を試行錯誤する様子から、彫刻の完成まで密着。
産みの苦しみの最中にいる2代目をそっと見つめる初代、そして工房の将来を担う3代目。
親子3代の面前に徳川家康が舞い降りる。



大阪天王区 藤次寺様 不動明王を5年の歳月を経て納佛

2020年8月1日、大阪天王区の藤次寺様に不動明王を5年の歳月を経て納佛いたしました。
来年末の護摩堂完成に先駆けた前行として本堂に安置されております。
その時の紹介動画を作成していただきましたのでご覧ください。


ご挨拶

Greeting

2005年6月に開館した松本明慶佛像彫刻美術館は、常時150点を超える大佛師松本明慶作のみほとけを展示しております。

1階では、全国にお納めした大佛の写真を年代ごとに展示。36歳で初めて挑んだ大佛・不動明王を起点として、現在に至るまでの大佛造佛の軌跡をご紹介しております。

2階の展示室では、沈香・白檀・桧・欅・楠などを材とした、一木づくりの味わい深い佛像や、てのひらに納まる精緻な表現の香合佛・厨子佛などを、ゆっくりとご覧いただく事ができます。

この混迷の時勢にこそ、苦楽を共に生きるみほとけと対話し、こころ静かなひとときを過ごしていただけましたら、幸甚に存じます。

また、1階に併設されたグッズコーナーでは、作品集などの書籍、松本明慶佛のポストカードや愛らしい一筆箋、一刀彫の干支、純白檀のお線香(白檀材での造佛の際に出る余材より作製)、にほひ袋、松本明慶と弟子一同愛用のTシャツや鞄などを揃えており、こちらも来館される方々の楽しみのひとつとなっております。

皆様のご来館を、こころよりお待ちしております。

松本明慶佛像彫刻美術館

大佛の紹介

Great Buddha

【松本明慶・大佛一覧地図】
令和6年3月現在

半丈六佛を含む

松本明慶・大佛地図

【松本明慶謹刻 歴代大佛リスト】
令和6年3月現在

1. 福王寺 不動明王坐像

  • 【1981年】
  • 一丈六尺(総高6.1メートル)桧
  • 広島県広島市安佐北区可部綾ヶ谷251

松本明慶が36歳の時に、初めて挑んだ大佛。落雷により炭と化した御本尊(全国でも大変珍しい立木佛)を、胎内佛として抱く。背後の千体不動も圧巻。

2. 極楽寺 阿弥陀如来坐像

  • 【1985年】
  • 二丈四尺(総高8メートル)紅松
  • 広島県廿日市市原2180

恩師佐和隆研師の生家に、感謝の気持ちを込めて造像した大佛。光背には九体阿弥陀が配置され、化佛の数は3600体にも及ぶ。

3.4. 龍眼寺 虚空蔵菩薩坐像 二尊

  • 【1989年】
  • 半丈六(総高2.9メートル)桧
  • 大阪府大東市竜間37-3

前住職の夢枕に虚空蔵菩薩が立たれ、「我を龍の住む山に安置し、福徳と知恵を与え衆生を済度するべし。」との霊示を、具現化した大佛。女子十三参りのみほとけでもある。

5. 慈照寺 釈迦如来坐像

  • 【1997年】
  • 一丈六尺(総高5.4メートル)総金箔張
  • 北海道苫小牧市高丘6-46

宗派を超えて人々の平安を願う、松本明慶大佛最北地の大佛。

6. 最福寺 大辨財天坐像

  • 【2000年】
  • 総高18.5メートル 桧葉
  • 鹿児島県鹿児島市平川町4850-1

世界最大級の木造大佛。11年の歳月をかけて完成した。西暦2000年の落慶法要より、日々の凄まじい護摩行が継続されている。

7. 観音正寺 十一面千手観音菩薩坐像

  • 【2004年】
  • 一丈六尺(総高5.4メートル)白檀
  • 滋賀県蒲生郡安土町石寺2

光背には等身大の手をまさに千本、放射線状に配置した大佛。インド政府の協力の下、実現した大佛。

8. 大願寺 不動明王坐像

  • 【2006年】
  • 一丈六尺(総高6.3メートル)白檀
  • 広島県佐伯郡宮島町3

明治時代の廃佛毀釈運動の荒波を乗り越え、行場としての復興を目指す、宮島の守護大佛。

9. 長音寺 釈迦如来涅槃像

  • 【2007年】
  • 像丈3メートル 桧
  • 新潟県新潟市中央区夕栄町4494

涅槃堂において、納骨に訪れる人々を温かな眼差しで迎える大佛。拝観不可。

10. 長谷寺 十一面観音菩薩立像

  • 【2008年】
  • 総高4.5メートル 紅松
  • 沖縄県糸満市潮平1番地

日本で唯一地上戦場となった、沖縄南部激戦地に開かれたこの寺には、日々戦没者を供養する大佛が静かに佇む。

11. 三会寺 十一面観音菩薩坐像

  • 【2008年】
  • 一丈六尺(総高5.4メートル)桧
  • 神奈川県横浜市港北区烏山町730

鎌倉幕府の鬼門除けとして建立されたこの寺に、併設する幼稚園児の成長を見守る、おおらかな大佛が誕生した。

12. 紀三井寺 十一面千手観音菩薩立像

  • 【2008年】
  • 総高12メートル 総金箔張
  • 和歌山県和歌山市紀三井寺1201

松本明慶工房造佛史上、最も過酷な作業を要した大佛。南海地震に備え、耐震補強作業にも挑んだ。心の燈台を目指す大佛。

13. 大徳寺 不動明王坐像

  • 【2010年】
  • 総高3.2メートル 桧葉
  • 高知県南国市大そね乙2194

高知は明治の廃佛毀釈運動が最も壮絶な地域であったので、大佛造佛は寺の悲願であった。

14. 安楽寺 阿弥陀如来立像

  • 【2010年】
  • 総高5.2メートル 総金箔張
  • 徳島県板野郡上板町引野8

四国八十八ヶ所霊場第六番札所は、30代・40代・50代に制作したみほとけ、そして円熟期65歳制作の大佛を含め計33体を拝観することが出来る。

15. 桂林寺 十一面観音菩薩立像

  • 【2014年】
  • 総高4.6メートル 截金彩色
  • 京都府舞鶴市紺屋69

終戦後66万人の引揚者を最後まで迎え入れた舞鶴港。その港町の名刹は「人々が寺に集いたくなるような、華やかな尊像を」と願われた。

16.17. 高野山金剛峰寺 中門  広目天立像・増長天立像

  • 【2015年】
  • 総高5.1メートル 桧葉
  • 和歌山県伊都郡高野町高野山壇上伽藍

高野山開創1200年記念根幹事業、宗門挙げての悲願であった中門復興。佛法・伽藍・参拝者を守護する四天王像(持国天・多聞天は修復。広目天・増国天は新造)を制作した。

18. Premium Guest House and Museum of Art Miyoshi Eye Centre  十一面千手観音菩薩坐像

  • 【2020年】
  • 一丈六尺(総高5.4メートル)
  • 広島県福山市東町2丁目

観音正寺 十一面千手観音菩薩を造佛寺の等倍雛形。
明慶が唯一、個人の方に大佛をおさめた作品。

19. 藤次寺 地蔵菩薩坐像

  • 【2024年】
  • 二丈四尺 桧
  • 大阪府大阪市天王寺区生玉町1-6

平成3年に完成していたもののお寺の事情により計画は白紙になり、長らく松本明慶工房にて保管されていた。
32年ぶりに大阪の藤次寺に安置された、木造の地蔵菩薩としては日本最大級の作品。

20. 遍照院 不動明王坐像

  • 埼玉県上尾市上町1-6-6

現在造佛予定の総高10メートル 不動明王坐像の誕生を待つ。

佛師

Sculptor of Buddhist Statues

松本明慶佛像彫刻美術館

MUSEUM

松本明慶佛像彫刻美術館

住所 〒602-8004 京都府京都市上京区下長者町通室町西入ル西鷹司町16
*京都御所の西方、蛤御門より徒歩2分
開館日 現在休館中。
不定期開館しておりますので、開館の際は各種SNSにてお知らせいたします。
開館時間 10:00 ~ 17:00(入館は16:30まで)
入場料 無料

来館を希望される方は開館日をご確認の上、松本明慶工房までご予約のお電話をお願いいたします。
松本明慶工房 TEL:075-332-7974


松本明慶佛像彫刻美術館内観

松本明慶佛像彫刻美術館内観

松本明慶工房

Atelier

松本明慶工房

  • 住所:〒610-1133 京都市西京区大原野小塩町107
  • TEL:075-332-7974

太平洋戦争末期の昭和20年6月23日、京都市内も連日空襲警報が鳴り響く中、松本明慶は生まれました。戦後の困窮期に子供時代を過ごし17歳、4歳年下の弟の死を契機に、身近にあった木片を抱き気がつくと、むしり彫りのみほとけを300体、2年間に刻んでいました。
19歳、心ある恩師のはからいで野崎宗慶老師に弟子入り。ノミを握り始めてから55年の歳月が流れました。

初めての大佛制作は松本明慶36歳、広島 福王寺の不動明王坐像でした。そうして現在までに納佛した大佛は、19体に上ります。
19体各々に深い思い入れがあり、物語があります。それぞれの経緯を辿りながら、明慶や弟子たちの奮闘の結晶として、松本明慶工房において誕生した大佛は、京都大原野より旅立ち、日本各地でその風土に根付き、人々と苦楽を共に生きて、敬虔な祈りの形として愛されています。

書籍

BOOKS

大佛師松本明慶作品集「慈」

大佛師 松本明慶 作品集「慈」ITSUKUSHIMI

  • 発行日:2004年12月10日
  • 著 者:松本明慶
  • 発行所:株式会社 小学館

大佛師松本明慶作品集「佛心」

大佛師 松本明慶 作品集「佛心」BUSSHIN

  • 発行日:2009年10月8日
  • 著 者:松本明慶
  • 発行者:松本明慶佛像彫刻美術館
  • 発売所:松本明慶工房

大佛師松本明慶「ひとふりの命」

大佛師 松本明慶「ひとふりの命」

  • 発行日:2009年10月8日
  • 著 者:松本明慶
  • 発行者:松本明慶佛像彫刻美術館
  • 発売所:松本明慶工房

大佛師松本明慶作品集「道 第一巻」

大佛師 松本明慶 作品集「道 第一巻」MICHI

  • 発行日:2012年6月23日(第1版第1刷発行)2016年5月9日(第2版第1刷発行)
  • 著 者:松本明慶
  • 発行者:松本明慶佛像彫刻美術館
  • 発売所:松本明慶工房

大佛師松本明慶作品集「道 第二巻」

大佛師 松本明慶 作品集「道 第二巻」MICHI

  • 発行日:2017年
  • 著 者:松本明慶
  • 発行者:松本明慶佛像彫刻美術館
  • 発売所:松本明慶工房